運動は寿命を延ばすのか？
最新のメタ分析
論文題名：
Associations Between Exercise Training, Physical Activity, Sedentary Behaviour and Mortality: An Umbrella Review of Meta‐Analyses
（運動トレーニング、身体活動、座りがちな行動と死亡率の関連性：メタ分析の統合レビュー）
48件のメタ分析で、
全死因死亡率、心血管疾患死亡率、
がん死亡率との関連を検証。
※有酸素運動、筋トレ、日常歩数、座位時間など、さまざまな運動習慣の影響を評価
結果
・運動量が多いほど全死因死亡率が低下、特に筋トレと有酸素運動の組み合わせが最も効果的
・日常の歩数が多い人ほど全死因死亡率が下がる
・座りがちな時間が長いほど死亡リスクが増加
・運動習慣によって心血管疾患死亡率も低下し、筋トレと有酸素運動の組み合わせが特に有効
・運動は、がん死亡リスク低減に関連し、特にレジャー活動としての運動が有効
・年齢が上がるにつれて、運動の死亡リスク低減効果が低下する傾向が確認された
まとめ
運動習慣を持つことで全死因死亡率、心血管疾患死亡率、がん死亡率を低下させることが示された。
特に、筋トレと有酸素運動を組み合わせることが最も効果的。
一方、
長時間の座位行動は
死亡リスクを高めるため、
日常的な活動量を増やすことが
重要と考えられる。
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