空腹で有酸素をすると脂肪燃焼に最強?

「朝イチ、何も食べずに有酸素をした方が脂肪が燃える」

よく聞く話ですが、果たして、、、

空腹状態で有酸素運動をすると、
その運動中に脂質がエネルギーとして使われる割合が高くなることはあります。

でも、

その瞬間に脂肪を多く使った
= 長期的に体脂肪が多く減るではありません。

身体は1回の運動だけで完結しているわけではなく、
食事・活動量・トレーニング・回復を含めて、
1日、数週間という単位でエネルギー利用を調整しています。

実際、空腹時と食後の有酸素運動を比較した研究でも、長期的な体脂肪減少について空腹有酸素が明確に優れているとはいえません。

そして筋肉を残しながら減量したい場合は、
もう一つ重要です。

空腹状態で長時間・高頻度の有酸素を行い、

疲労が増える

筋トレのパフォーマンスが落ちる

回復が遅れる

日常活動量まで落ちる

となれば、本来の目的から離れてしまいます。

Eric Helmsらのコンテストプレップに関するレビューでも、有酸素運動は脂肪減少のために利用できる一方、必要以上に増やして筋力・筋量維持を邪魔しないよう調整するという考え方が基本です。

だから重要なのは、

「空腹か食後か」より、
その有酸素を継続できて、筋トレと回復を壊さないか。

朝の空腹有酸素が好きで、体調も良く、トレーニングにも影響しないなら、それ自体を否定する必要はありません。

でも、

「空腹じゃないと脂肪が燃えない」
「食べたら有酸素の意味がない」

これは別の話。

脂肪を落とすのは「魔法の時間帯」ではなく、長期的なエネルギー収支と継続できる設計です。

身体はそんな単純じゃない。

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